マーケットディスカバリープログラム開催、ドイツスタートアップ6社が来日
GEA*が主催するマーケットディスカバリープログラムに参加するドイツスタートアップ企業6社が来日し、11月29日から12月6日にかけてワークショップに臨みました。GEAにメンターとして登録しているIBoCの東ビジネスコーディネーターは、日本のヘルスケアマーケットに関してのレクチャーとヘルスケア関連スタートアップ企業3社へのメンタリングを行いました。いずれの企業も日本でのビジネス展開を積極的に考えています。これらの企業にご興味のある方はご連絡ください。
Perfood:持続的なグルコースモニタリングとデータサイエンスを組み合わせることで、疾病予防のために避けるべき食品をユーザーに教えてくれる治療アプリを提供しています。すでに片頭痛を対象とした治療アプリはドイツ国内で実用化されていて個々の患者に合わせた食事調整を提供します。今後、対象となる疾病を順次増やしていく予定です。日本で認可を受けている治療アプリはまだ2製品にとどまりますが、その市場の成長は期待されています。
Cellbox:細胞やその他の細胞ベースの生物学的材料を、培養温度帯を保持した状態で輸送するキャリアケースを開発しました。生きた細胞を常に監視するためのセンサーシステムを内蔵し温度と二酸化炭素濃度を管理します。また、内部状態のデータログは継続的に収集され、専用アプリを使用してBluetooth接続のiOSスマートデバイスに簡単にエクスポートすることができます。理想的な輸送条件を提供することで、セルボックスは細胞構造のバイオロジーを変化させるリスクを排除し、高品質な輸送を維持します。
Signature Products:ヨーロッパで産業用ヘンプの契約栽培を行っています。ヘンプ原料の取引、ヘンプ製品のプライベートブランドサービス、ヘンプを使用した植物由来製品の研究開発などを行っています。オーガニック 認証を受けているメイド・イン・ジャーマニーのブランドです。CBD関連商品などは、昨今輸入量が増えてきています。
*GEA (German Entrepreneurship Asia)とは:独スタートアップ企業のアジア進出をサポートする独エネルギー経済省が運営する非営利団体。マーケットディスカバリープログラムは同団体が提供する支援プログラムのひとつで、ドイツのスタートアップがアジアの新しい潜在的なターゲット市場でビジネスモデルの適合性を検証することを支援します。参加企業自らが市場に触れることで、現地のエコシステムの中で個々のビジネスチャンスを模索し、潜在的な顧客やパートナーと直接つながる力を養っていただきます。